ここは生徒E(通称社長)の趣味であるペーパークラフト作品を主に紹介していくコーナーです。(他の事も紹介するかも…)

ちなみに私の作る作品は、一部に針金や爪楊枝などの木が使われており、100%紙製ではありません。

あと、ペーパークラフトの作品は全て設計&製図・組み立てを自作しています。(CAD等は使っていません!!)

まだまだ下手ですがご覧になってください。

上の写真は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ」に登場するデロリアンをモデルに作ったものです。

私はデロリアンが大好きで、特徴的なステンレスボディや、ガルウィングドア、直線的なラインの中にある各部の曲線など、デザインが素晴らしいと思います。

デロリアン自体は中学3年生の頃から作っていました。写真の車は2回ほどの再設計を経て設計したもので、最初の頃に比べるととてもリアルになりました。しかし、まだ、実車には遠く、改善すべき点はたくさんあります。それらを直し、よりリアルなデロリアンをいつか作りたいです。

今まで映画仕様のデロリアンは2台作ったことがあったので、3回目となれば後ろの機械部分も慣れているのでそこまで神経を使わず作れました。我ながらなかなかのできだと思います。Mr.Fusionの中段にある板はとても小さい部品で、相当苦労しました(笑) Mr.Fusionは全て紙で出来ていて、一つ一つの部品をボンドでくっつけるのには相当集中しました。(ちなみにMr.Fusionは今回初です)

映画仕様のデロリアンは特に機械部分の細かい部品を組み上げていくのはとても楽しい作業でした。

 

(2012年製作 当時高校1年生)

これはトヨタ・AE86 カローラレビンの2台です。

黄色が最初、白色がその後に製作したものです。写真では分かりづらいですが、白色の方のフロントバンパーは小さいパーツの貼り合わせでできていて、制作に苦労しました。

このハチロクは制作当時、自分がまだ未熟なこともあり設計がやや大雑把です。いつか再設計してよりリアルなハチロクを作りたいと思っています。

(2012年制作 当時高校1年生)

これはスーパーカーの代名詞、ランボルギーニ・カウンタック LP5000S(ミラーとタイヤはLP400)です。

車に詳しい方は分かるかもしれませんが、LP5000SのミラーとホイールはLP400とは異なります。LP5000Sのミラーとタイヤは紙で制作するのは(私にとっては)とても難しく、断念しました。

ボディ全体や、ミラーの円錐など難しかった所がたくさんありました。カウンタックは曲線が随所にあり、最も製作に苦労したうちの一台です。しかし難しかったからこそ完成した時の喜びも大きく、この車は私の自信作の一つになりました。

(2013年制作 当時高校2年生)

これはフォード・モデルT ツーリング(1912年式)という車をモデルに作ったつもりですがあんまり似てません(笑)

クラシックカーというものを初めて作り、現代の車とは違った作ることの難しさと楽しさを知った、記念となる一台でした。

(2013年制作 当時高校2年生)

この車は具体的なモデルはありませんが、アメリカで盛ん(?)な「ホットロッド」というカスタムを施した車です。実際では1910~1930年代のクラシックカーが主にベース車に使われているそうです。ちなみに「アメリカン・グラフィティ」という映画に登場する、フォード・デュース・クーペという車を参考に製作しました。私の作った車は後部がトラックになっていて、実車とは異なっています。

「フォード・デュース・クーペ」というのは愛称のようなもので、正確には「フォード・モデルB」といいます。フォード・モデルBは1932年発表で、フォード初のV8エンジン搭載車であり、パワフルかつデザインも革新的でしたが、わずか一年という短命、30万台にも満たない276,906台という生産台数でカタログから姿を消し、次期モデルへとバトンを渡すことになります。理由としては世界恐慌が挙げられます。ピークは1932年末から1933年春まででしたが、需要の収縮とは裏腹に大衆が求めたのは高級感でした。結果、デュースより豪華なインテリアと品格のあるスタイリングを持ち合わせたシボレーに軍配が上がるという皮肉な結果をもたらしたのです。

作品はホットロッドの特徴であるエンジン部分を、特に力を入れて作りました。エキゾーストがなかなかの出来栄えだと思いませんか?(笑)

ちなみにヘッドライトの円錐はカウンタックの応用です。

(2014年制作 当時高校3年生)

ホットロッドとフォード・モデルTとのツーショット

番外編

一人の数学好きの塾生に頼まれて私が作った正六面体が内接する正十二面体です。

竹串を接着剤でくっつけて作りました。


数学好きの塾生のコメント

正多面体には全部で5種類しかなく、このことをプラトンの立体と言います。

(図1参照)


この立体はとても神秘的なので、例えばドイツのヨハネス・ケプラーさんは惑星の位置の謎を解くカギと信じて、研究しました。そして、惑星が太陽を1つの焦点とした楕円軌道を回っていることを発見しました。

なかでも、正12面体と正6六面体はお互いに内接します。

(写真参照)

黒い部分が正6面体です。

<見にくかったらごめんなさい。>

外側の黒色でない部分が正12面体です。


まさか実物が見れるとは思わず、すごく驚いています。5種類しかない正多面体の中で正6面体と正12面体だけがお互いに内接するという事はとても神秘的です。

社長の趣味にこのような立体を掲載させていただきありがたく思います。

上の4枚はメルセデス・ベンツSSKという車です。車に詳しい方、もしくはその世代の方は分かるかもしれませんが、あのルパン三世の愛車として日本で有名です。

以前TVで『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜が放送され、作品中にSSKが出てきました。アニメですがその走りがとてもカッコよくみえ、前からまたクラシックカーが作りたいとも考えていたので作ることにしました。

この作品は一つ一つの部品がとても小さく、特にメーターやライトの円を切り出すのに苦労しました。また、SSKはスペアタイヤも合わせて6本もタイヤがあります。(しかも内5本はホイール付き) ホイールを組み立てているときは心が折れそうでした(笑)

個人的にはメーターを中心とした内装がよく見えるの4枚目の写真のアングルが気に入ってます。オープンカーを作る醍醐味は内装が作れることだと思っているので(笑)

ちなみにホイールのワイヤー(針金)は実車のほうが多いです。技術的に難しく妥協してしまいました。(針金の被覆を剥いで本数を増やし、再現することも可能ですが、指に刺さっての流血は免れません)

(2015年制作 当時大学1年生)

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